2010年10月07日

複数人でつくる難しさ

今、当社が支援している学生団体が、スタッフみんなで着るパーカーをデザインしています。
そのデザイン案がなかなか決まらず、苦戦しているようです。

私もそのデザイン案を見せてもらったのですが、画像を見ただけでどうやって作ったのか想像できるものでした。
というのも、バラバラの意図を感じる絵が混在していて、「あぁ、みんなから出た意見を全部取り入れたんだろうな・・・」というのが伝わってくるのです。

この気持ち、よくわかります・・・face13

例えば、会社案内をつくるときでも、社内で見る人によって全然感覚が違うものです。

「もうちょっと明るいほうがいいんじゃない?」
「シンプルなほうがいいよ」
「ロゴは目立たせたいな」

みんなそれぞれのセンスで言いたいことを言います。

でも、デザインする人がそれをそのまま取り入れていたら、よくわからないものに仕上がってしまうんです。

そんな中、私がこう進めたら良いのではないかと考えるやり方は、

①コンセプトだけをみんなでしっかりと話し合う
②デザインは担当者に任せる
③デザインについて細かい意見は求めず、複数案から選択してもらう


です。

デザインをする人が、コンセプトをよく理解し、「そのためのこの色・デザインなんですicon67」と言い切ることができれば良いのです。

デザイナーではないので、もちろん一人で考えるのは難しいと思います。
その能力を補うには、プロが作ったいろんなもののデザインを見て、その意図を考える必要があると思います。

「この洋服はどんな人に着てほしくてデザインされたんだろう?」とか、「この広告のデザインは、誰に向けて発信するためのデザインでこうなっているんだろう?」とか・・・。

学生のつくるパーカーがどんな風にできあがるのか楽しみですface01



Posted by KNおだ at 11:34│Comments(0)
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